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日本語作文小論文検定試験(作検)のお知らせ(募集用紙)

 下記の日程で、日本語作文小論文検定試験(作検)を行います。
 思考力、表現力は、今後の教育の中でますます重要視されていくものです。
 自分の文章力の客観的な評価を知り、今後の文章力向上に生かしていきましょう。

 【各級の概要】
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級無級
得点22-29-32-34-39-42-44-48-51-56-58-64-65-66--0
相当す
る学年
小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%0%
字数200字
以上
400字
以上
600字
以上
800字
以上
1000
字以上
1200字以上
時間75分以内
課題例きょうのこと、
このまえのこと
おふろで遊んだ
こと、
がんばったこと
私の友達、
私の長所短所
高校入試レベルの国語
説明文(長文)を読ん
での感想文
大学入試レベルの国語
説明文(長文)を読ん
での感想文
複数の文章を読んでの感想文
自由課題題名課題感想文課題複数感想文課題
最初の
受検級
の目安
小1
小2
小3小4小5小6中・高
大・社
 
最初に受検する級の目安は、小学生は自分の学年より1年下の級、中学生以上は小学6年生相当の級です。
級が認定されない場合でも、得点は認定されるので、受検が無駄になることはありません。
  例:4級(合格基準76〜79点)の課題を受検して、80点で合格だった場合 →4級を認定します。
                       同じく、75点で不合格だった場合→75点を認定します。
字数が少なくてもそれだけで不合格になることはありませんが、字数が長い方が得点は高くなります。
ただし1200字以上は同じです。

文章力上達の秘訣(ひけつ)
 書く力は、読む力に支えられています。自分がこれから書こうとするテーマに合うようなよい文章を繰り返し読んでいると、語彙力がつき、思考力がついてきます。
 どういう本を読んでいいのかわからないという人は、教科書や問題集の文章を読書がわりに読むことから始めていきましょう。その際、音読をしながら読んでいくと、文章のリズム感が身につきます。
 気に入った著者を見つけたら、その人の本を集中して読んでいきましょう。文章力に更に磨きがかかります。
 書く力の土台は読む力ですが、字数や時間の配分は、実際に書く練習をしなければ身につきません。自分でテーマと時間を決めて、目標の字数まで書く練習もしていきましょう。

 ●検定日時      年  月  日(  )  時  分 〜
 ●検定会場
 ●検定料  3,000円
 ●持ち物  鉛筆、又は、シャープペンシル(いずれもHB以上)。消しゴム
 ●申込締切      年  月  日(  )
  下記の申込用紙に必要事項を記入して、     までに、     に提出してください。

――――――――――――き――――り――――と――――り――――線――――――――――――

日本語作文小論文検定試験(作検)申込書/団体受検用  領収書

 日本語作文小論文
検定の検定料として
下記の金額を領収い
たしました。
氏名      様
受検級     級
検定料3,000円
   領収印
団体名 所属   年   組
フリガナ  性別  男 ・ 女  
氏名  生年月日  年  月  日
受検級
 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 準2 2 準1 1 級
最初の受検級の目安を参考に、受検する級を○で囲んでください)

 
日本語作文小論文研究会とは
1.求められる思考力と表現力
 受験勉強の低年齢化の中で、一部の子供たちの学習は、ますます知識を詰め込む形のものに近くなっています。
 他方、ゆとり教育の広がりの中で、多くの子供たちは、基礎的な知識の習得が不十分なまま先の学習に進むという状況に置かれています。
 両者に共通するものは、知識の有無が評価の中心にならざるをえない現在の試験制度のあり方です。知識は、考える力や行動する力の土台として必要なのであって、それ自体が目的なのではありません。
 日本語作文小論文検定試験(作検)は、作文小論文の評価を通して子供たちの知識を生きた学力に結びつけることを目指して創設されました。
 現在、作文小論文は国語の教科の一部と考えられています。しかし、国語力を日本語を駆使する力と考えれば、作文力は日本語力の集大成と言えるもので、それは更に学力の中心となるものです。
2.従来の文章力評価の問題点
 これまでの作文小論文試験は、次のような問題点をかかえていました。
(1)課題の準備に時間がかかる
 生徒の実力を見るのにふさわしい問題を作ろうとすると、問題の作成自体に多くの時間をかけなければなりません。日常的に作文小論文を指導をするには、担当者の負担が大きすぎるという問題がありました。
(2)評価の基準が採点者により異なる
 評価が採点者の判断にまかされているために、字の上手さや採点者との相性など文章力以外の要素が採点に影響してきます。また、課題が受験生の得意分野だった場合、受験生の知識の量が文章の評価を左右するという問題がありました。
(3)採点に時間がかかる
 これらの問題点を補うためには、採点者を複数にしたり、一人の生徒に複数の課題を書かせたりしなければなりません。しかし、そのようにして評価に公正を期そうとすればするほど、評価そのものに膨大な時間がかかるという問題がありました。

 従来の作文小論文試験は、その重要性は認められながらも、採点の客観性が低いことと評価に時間がかかることから、広く普及するものとはなっていませんでした。
 日本語作文小論文研究会では、作文小論文の評価に新しい基準と方法を採用することにより、初めて全国的規模で継続的に実施できる作文小論文の検定試験を可能にしました。
3.日本で初めての本格的な作文小論文検定
 日本語作文小論文検定試験(作検)は、20年以上にわたる作文小論文指導の蓄積をもとに、だれもが納得できる客観的な評価を目指して開発されました。その特徴は3つあります。
(1)感想文を主要な問題形式としている
 書く力は、読む力に支えられています。表現力を伸ばすためには、読解力を伸ばす必要があるという前提で問題を作成しています。作検の勉強をすることが、そのまま読解力の学習にもつながります。(ただし小学生以下は題名課題が中心です)
(2)構成を指示して評価
 文章の書きやすさは、構成の仕方によって大きく変化します。評価が文章力以外の要素に左右されないように、課題ごとに構成の大きな方向を指定しています。これによって受検者の表現力が評価に正確に反映されるようになりました。
(3)手書きの作文をテキスト化して評価
 受検者が作文小論文を書く際は、より正確な表現力が表れるように、鉛筆又はペンで書きます。しかし、採点は、手書きの文字をテキスト化することによって、評価を数値化できるようにしています。評価の基準が明確なので、受検者は検定結果をその後の学習に結びつけることができます。


 
文章教育の意義
4.わかりやすく書く力をつける
 文章を書くことは、自分の考えを整理することです。不確かなことを省き、確かなことを更に深め、読み手に伝わるように言葉を選択して書いていきます。
 その結果、自分自身の中で漠然と考えていたことが、はっきりした輪郭を取るようになります。相手に伝わるように書くことは、自分にとっても伝わりやすく書くことです。

 このように、文章を書くことによって、自分が何を考えていたかが改めてわかるようになります。その結果、いったん文章に書いたことは、口頭で説明するときも、わかりやすく伝えることができます。
 内容が充分に準備された話は、聞いていると、図が頭に浮かぶようだとよく言われます。それは、話す人が、自分の話すことを図解化できるぐらい整理して考えていることを示しています。
 文章を書く第一の意義は、物事をわかりやすく相手に伝えることによって、コミュニケーションの土台を作ることにあります。
5.美しく書く力をつける
 文章は、ほかの表現方法である絵画や音楽と同じように、表現の美しさを楽しむという面も持っています。
 その最も典型的な例は、詩の言葉に見られます。しかし、普通の散文においても、切れ味のいい表現やユーモアのある表現に出合ったとき、人はそこにある種の心地よさを感じます。文章における美は、知性と認識の美しさです。
 文章を書いたあと、多くの人は書いたものを推敲します。その推敲の目的は、伝えたいことをわかりやすくするだけでなく、美しく伝えたいという面も持っています。
 なぜ、美しく伝えたいのかと言えば、それは美しくすることそのものに楽しさを感じるからです。
 文章を書く力をつけることは、絵の描き方や楽器の演奏の仕方を習うことと同じように、自分の表現手段を増やすことです。それは、自分の生活を美しく表現する力をつけることでもあるのです。
6.発見と創造の喜びを知る
 文章を書くことは、また、発見や創造の手段ともなります。
 発見や創造の土台には、必ず正確な認識があります。文章を書くことによって、あいまいな考えは次第に明確な考えに変わっていきます。その明確な考えを文章という形で見ていると、やがて、その明確さの中に、まだ明らかにされていない何かが見えてきます。これが、発見や創造と呼ばれるものです。
 文章を書く人はよく、書くことによってわかったものがあったということを言います。それは、単に自分の考えが明確になったというだけではありません。明確さを求めることによって、自分でも気づかなかった何かに新しく気づくことがあるということなのです。
 この発見と創造の喜びは、美しいものを生み出す表現の喜びとはまた別のものです。それは、時には、文章を書く人にとって最も大きい喜びとなることがあります。
 書くことは、伝えることや表現することだけでなく、発見し創造することでもあるのです。
7.書くことに対する確かな自信を
 書かれた文章は、常に読み手を想定しています。その読み手は、他人ではなくもう一人の自分ということもあります。
 人前で歌を歌う人は、自分の歌に自信を持っています。歌うことはだれでも好きですが、その歌でさえ、ある程度の自信がなければ表現する場所が限られてしまいます。
 文章も同様です。だれでも何かを書きたいという気持ちを感じるときがあります。そのときに、書くことに自信が持てなければ、その気持ちはそのまま消えてしまうかもしれません。
 逆に、書くことに自信がある人は、まず書き出してから考えるということをよくします。書きながら、次第に自分が本当に書きたいものを見つけていくことができるのです。
 書かれた文章は、自分の今いる場所を越えて、より広い世界や、より遠い未来に広がっていきます。それは新しい出会いと触れ合いを生み出し、その人の人生をますます豊かにしていくでしょう。
 文章を学ぶ意義は、書くことに対する自信を通して、その人の人生を豊かにすることの中にもあるのです。
 
作文小論文学習の方法
8.読む力を育てる
 作文小論文の土台となるものは、読む力です。
 文章を書くことは創造的なことですが、自分の中に材料がないものまで創造することはできません。読むことによって、書く材料を増やし、その材料を育てることによって書く力がついていきます。
 したがって、文章を書くための第一の方法は、まず読むことです。
 作検の課題に感想文が用いられているのはこのためです。感想文の課題となる文章を読むことは、普通に文章を読むときよりも、密度濃く読むことになります。自分の意見を作り上げようとして読むことによって、読み方も自然に深くなっていきます。
 この感想文の課題は、また、文章を書くための素材ともなるように工夫されています。つまり、ある課題を読むことによって、その課題に盛り込まれている材料や表現が、自分自身が書く文章の中身にもなっていきます。
 このため、感想文の課題となる文章の多くは、論説文です。内容と表現の優れた論説文を多数読むことによって、生徒自身の論説文を書く力を育てていくのです。
9.構成を意識する
 わかりやすい文章を書くコツは、おおまかな骨格を最初に決めて書くことです。
 もちろん、文章は生きているものなので、細部まで構成を決めることはできません。あまり細かい構成指導をすると、文章はかえって味気ないものになってしまうことがあります。また、最後まで見通しのついた文章を書くことは、創造の喜びという点で、書く楽しさを感じにくくしてしまうことがあります。
 しかし、日本の従来の文章教育で欠けがちだったものは、この構成指導でした。
 作検の課題は、課題自体が構成を想定したものになっています。例えば、小学6年生相当の課題では、複数の実例を通して一般化した感想でまとめるという形で書くと、指示された項目を入れやすくなります。また、中学生以上の課題では、最初に意見や問題提起を書き、そのあとに意見の裏づけとなる理由や方法を書くような形で進めていくと、指示された項目を入れやすくなります。
 つまり、作検の勉強を通して、文章の書き方の骨格も自然に身につけることができるようになっているのです。
10.表現を豊かにする
 ある文章を読んで、人が最初に受ける印象を決定づける大きな要素は、語彙の豊かさです。実は、読み手はこのことをあまり意識していません。漠然といい文章だと感じるものが、結果として豊かな語彙を持っていることが多いという関係にあるのです。
 表現の豊かさというあいまいなものを、作検では目に見える数値で表しています。アナログ的な文章をディジタル的に数値化するわけですから、中には妥当でないと感じられるものもあるかもしれません。しかし、私たちは、その過程をブラックボックスにはせずに、すべてオープンにしています。その結果、書いた人が自分の文章のどういう語彙が評価されているのかがわかり、これからどういう方向で語彙を豊かにしていけばいいのかがわかるようになっています。
 また、文章の流れには、音楽に似たリズムがあります。作検では、独自の非線形理論に基づき、文章のリズムも客観的に見られる数値として表示しています。
11.子供たちは客観的な評価を求めている
 作文小論文の指導は、これまでベテランの教師の熟練技に支えられている面がありました。作文の指導法のさまざまな工夫が、子供たちの文章を豊かにしてきたことは事実です。

 しかし、子供たちは、同時に、人間の手による評価にある意味で釈然としていないものも感じていました。その理由は、評価が主観的であることによるだけではありません。その主観的な評価を表現する仕方そのものも更に主観的なニュアンスに彩られていたことにあります。
 作検の評価は、だれもが納得できる客観的評価を目指しています。
 理解できる評価に接したとき、子供たちはそれぞれの実力に応じて、自分から進んで努力するようになります。苦手な子は苦手なりに、得意な子は得意なりに、自分の今いる地点から努力できることが、客観的評価の持つ大きな長所なのです。
 
作検の勉強の仕方
12.目標の字数以上書く
 学年別の目標の字数は、次のとおりです。小1:200字、小2:400字、小3:600字、小4:800字、小5:1000字、小6以上:1200字。
 作検の文章評価は、作文小論文の後半1200字で行っています。この場合の字数は、作文用紙のマス目の字数ではなく、正味の文字数です。つまり、段落や会話の改行時の空白部分は字数として数えません。ですから、1200字以上の作文を手書きで書く場合、作文用紙に印刷されている字数よりも多めの1300字〜1400字を目安にして書いていってください。
 レベルが同じ作文であれば、字数の多い方が得点が高くなります。ただし、1200字以上の作文については得点の差はありません。
 字数を長くするコツは、次のとおりです。
(1)小学1〜4年生の事実中心の作文の場合は、できるだけ描写的に書きましょう。描写的に書くコツは、そのときの会話を思い出すように書くことです。また、会話以外にも、そのときの色、音、様子などを思い出して書いていきましょう。
(2)作文の途中に、前の話や似た話を入れて話題を広げ、作文を立体的にしていきましょう。
(3)意見や説明の裏づけとなる実例を書きましょう。
(4)小学5年生以上の作文の場合は、簡単な構成メモを書き、その構成メモをもとに全体を4つぐらいの大きなまとまりに分けて書くと書きやすくなります。1つの作文を4つのまとまりに分けると、1200字の作文を書く場合は、1つのまとまりの目安が300字(15行)ぐらいになります。それぞれのまとまりで目安となる字数まで書けない場合は、次のまとまりを長めに書くなどして全体の字数をコントロールしていきましょう。
13.時間内に書く
 書くスピードを上げるためには、練習が必要です。
 最も根本的な練習は、よい文章をたくさん読むことです。その場合、小説のような事実文を主としたものよりも論説文のような説明文・意見文を中心としたものの方が効果的です。特に、自分の気に入った文章は、音読で何度も同じものを繰り返し読むようにしましょう。
 小学5年生以上は、書き出す前に構成メモを書きましょう。作文用紙の空いているところに、自分がこれから書こうとすることを3つか4つ箇条書きにメモします。文章を書き始めて、途中で書くことに詰まったときは、構成メモを見て書く方向を確認して書き続けます。(小学4年生以下は、事実中心の文章になることが多いので、構成メモを書く必要はありません)
 書くことが遅くなる原因は、途中で考えたり、読み返したり、消しゴムを使ったりすることです。全体の4分の3ぐらいまでは、構成メモを頼りにして、できるだけ鉛筆を止めずに書き進め、残りの4分の1ぐらいになったら、必要に応じて考えたり、読み返したり、消しゴムを使ったりしていきましょう。(時間がないときは、消しゴムを使わずに二本線や挿入記号などで訂正してもかまいません。極端に読みにくいものでないかぎり減点にはなりません)
 自分が書こうとする分量を4つぐらいに分け、目印として薄く線を引いておきましょう(1200字書く場合は、300字ごとに区切りの線を薄く引いておきます)。1つの区切り(300字)を書く時間の目安は15分以内です。途中の経過を見ながら、書くスピードを調整していきましょう。
14.表現を工夫して書く
 作検では、文章の中にある語彙の種類を評価します。得点を上げるためには、できるだけ同じ言葉を使わないように表現の仕方を工夫することが必要です。
 例えば、「私の好きな本は、伝記です。好きな本は、人によって違います。妹の好きな本は、漫画です。」という文よりも、「私の好きな本は、伝記です。読書の好みは、人によって違います。妹のお気に入りは、漫画です。」などという文の方が語彙の種類が多いので、得点が高くなります。
 語彙の種類は、単語を覚えるような形で勉強しても増えません。いちばんよい勉強法は、本を読むことです。読書の中で出合う言葉によって、生きた語彙が身についていきます。
 中学生以上の人は、特に、論説文を書くときの語彙が豊富になるような本を読んでいきましょう。自分が気に入った文章は音読して、繰り返し読むと更に力がつきます。
 小学生の場合は、読書以外に、お父さんやお母さんの話を聞くことで語彙が豊富になります。できるだけ家族で話をする時間を作りましょう。
15.習った漢字を使って書く
 作検では、文章の中に使われている語彙の難易度を評価します。漢字で書ける言葉があれば、できるだけ漢字で書いていきましょう。
 しかし、必要以上に漢字を使うと、文章が読みにくくなります。一般に中学生までは、できるだけ漢字を使うように書き、高校生以上は漢字を使うとともに、わかりやすい平易な文章を書くように心がけていきましょう。
16.リズミカルに書く
 文章にはリズムがあります。それは、言葉の組み合わせ方や文の長さの中に表れてきます。
 作検では、隣り合う文と文の長さの差の分布を測定することによって文章の持つリズムを評価しています。
 しかし、文の差の分布を意識的に作ることはできません。一般に、リラックスしているときや気分が乗っているときに書いた文章はリズミカルになる傾向があります。文章を書くときは、明るく前向きな気持ちで書くように心がけていきましょう。
17.小5以上は構成を考えて書く
 小1〜小4の事実中心の作文の場合は、特に構成を工夫する必要はありません。ただし、できるだけ中心がはっきりわかるように書きましょう。例えば、運動会や遠足の作文で、最初から最後まで同じように書くのではなく、その中で特に自分がいちばんくわしく書きたいところに絞って書いていきましょう。
 小5以上の説明や意見中心の作文の場合は、全体の構成を次のように考えていくと書きやすくなります。(この場合の段落とは意味段落のことです。一つの意味段落の中をいくつかの形式段落に分けて書いていきます)
 もちろん、このような段落分けで書かなくてもかまいません。大事なことは、自分なりに全体の構成を意識して書くことです。(赤字はキーワードの例)
段落内容文章の例7級
「私の夢」
文章の例6級
「あだなはよいか悪いか」
第1段落 ○書き出しの工夫
○自分がこれから書こうとすることの説明、身近な実例、状況実例
○意見や問題提起(……思う。……べきだ。……問題だ。)
 真っ青な空に鳥が飛んでいる。
 ぼくは、それを見るたびに、いいなあと思う。
 ぼくの夢は、自分の力で空を飛ぶことだ。
「ねえ、カンカラ」
 これが私のあだなだ。私がカラカラとよく笑うからつけられたらしい。
 私は、あだなはよいものだと思う。
第2段落 ○第一の実例、第一の理由、第一の意見、第一の方法、第一の原因、第一の対策
○裏づけとなる実例
○第2段落の区切りとなる小さな感想
 この前、友達にその話をしたら笑われた。
 そんなことは、とっくにライト兄弟が実現したと言うのだ。
 しかし、ぼくの夢は変わらない。
 その理由は、あだなは親しみを増すからだ。
 クラス替えのあと、あだなで呼ぶとすぐに親しくなった。
 あだなは、心の壁を取り払う。
第3段落 ○第二の実例、第二の理由、第二の意見、第二の方法、第二の原因、第二の対策
○裏づけとなる実例。
 ぼくは、幼稚園のころ、傘を広げてジャンプしてみたことがある。
 もちろん、漫画のようなわけにはいかなかった。
 もう一つの理由は、あだなはその人の特徴をはっきりさせるからだ。
 友達のA君は野生的なので、ターザンと呼ばれている。
第4段落 ○反対意見に対する理解(確かに……)

○全体のまとめの意見

○結びの表現の工夫
 確かに、現実を考えることは大切だ。
 しかし、人間は、夢によって進歩してきた。
 ぼくも、いつか、あの鳥のように大空を飛んでみたい。
 確かに、あだなは人を傷つけるときもある。
 しかし、それ以上に人を結びつける働きがある。
 私もこのカンカラというあだなを大事にしていきたい。
 
18.表現のキーワードを入れて書く
 それぞれの級ごとに、表現項目のキーワードがあります。各表現項目ごとにどれか一つのキーワードが入っていないと、減点になります。キーワードは作文の中のどこに入れてもかまいません。
 作文を書いたあとにキーワードを入れる場合で、消しゴムを使う時間がないときは、挿入記号などを使って入れてもかまいません。誤字・段落・常体などを直す時間がない場合も、二本線や記号で訂正しておいてかまいません。
項目キーワード
12級
小1相当
会話(かいわ)「、」
思ったこと思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって
11級
小2相当
会話(かいわ)「、」
思ったこと思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって
10級
小3相当
会話(かいわ)「、」
たとえまるで、みたい、よう
思ったこと思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって
9級
小4相当
会話(かいわ)「、」
たとえまるで、みたい、よう
思ったこと思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって
8級
小5相当
体験実例私、わたし、僕、ぼく、体験、経験
たとえまるで、みたい、よう
わかったことわかった、分かった、わかって、分かって
7級
小6相当
体験実例私、わたし、僕、ぼく、体験、経験
たとえまるで、みたい、よう
一般化の主題人間、人
6級
中1相当
是非の主題よい、良い、大切、大事、重要、べき
複数の理由理由、なぜ
反対意見の理解確かに、もちろん
5級
中2相当
総合化の主題いちばん大切、いちばん大事、いちばん重要、一番大切、一番大事、一番重要、最も大切、最も大事、最も重要
複数の意見意見、見方、考え
4級
中3相当
生き方の主題生き、人間
複数の方法方法、そのためには
反対意見の理解確かに、もちろん
3級
高1相当
当為の主題べき
複数の方法方法
反対意見の理解確かに
自作名言ではなく
準2級
高2相当
社会問題の主題問題
複数の原因原因、背景
反対意見の理解確かに、もちろん
自作名言ではなく、でなく、大切なのは、大切なことは、大事なのは、大事なことは、重要なのは、重要なことは
2級
高3相当
予測問題の主題予想、予測、問題
原因と対策原因、背景、対策
反対意見の理解確かに、もちろん
自作名言ではなく、でなく、大切なのは、大切なことは、大事なのは、大事なことは、重要なのは、重要なことは
準1級
大社相当
さまざまな主題べき、問題
複数の構成理由、方法、原因、対策
反対意見の理解確かに、もちろん
自作名言ではなく、でなく、大切なのは、大切なことは、大事なのは、大事なことは、重要なのは、重要なことは
1級
大社相当
さまざまな主題べき、問題
複数の構成理由、方法、原因、対策
反対意見の理解確かに、もちろん
自作名言ではなく、でなく、大切なのは、大切なことは、大事なのは、大事なことは、重要なのは、重要なことは
 準1級より先の級はホームページをごらんください。

 


作文文化を創造する「特定商取引に関する法律」に基づく表示日作:日本語作文小論文研究会

 
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